はっぴーはっぴー人生

どうやったらはっぴーはっぴーな人生って送れるんでしょう??ちょっと考えてみました。

自分を信じることの大切さ

ハドソン川の奇跡を初めて観ました。

 

 

 とても素晴らしい映画でした。

 

2009年1月15日、極寒のニューヨーク上空850mで155名を乗せた航空機を突如襲った全エンジン停止事故。160万人が住む大都会の真上で、制御不能の70トンの機体は高速で墜落していく。近くの空港に着陸するよう管制室から指示がある中、機長サリーはそれを不可と判断し、ハドソン川への不時着を決断。事故発生からわずか208秒の事だった。航空史上誰も予想しえない絶望的な状況の中、技術的に難易度の高い水面への不時着を見事に成功させ、“全員生存”の偉業を成し遂げる。その偉業は「ハドソン川の奇跡」と呼ばれ、サリーは一躍英雄として称賛される――はずだった。ところが――

 

ハドソン川に着水したことは本当に正しかったのか

別の場所に着陸することはできなかったのか

機長は問われます。

 

155人全員の命を救った機長。

 

ハドソン川への着陸が正しいと証明できなければもう二度と操縦士として戻ることはできない。

 

こんな状況に陥っても機長は自分のとった行動は正しかったと信じ続けました。

 

ですが常に信じ続けることが出来たわけではありません。

周りの心無い言葉で、自分のとった行動が正しくなかったのではないかと疑う時もありました。

 

心が迷う時が何度もあったでしょう。

本当に自分は正しいのか?

もっと別の道があったのではないか?

 

それでも自分はあの時最善の行動をとった。

あの時できることをした、そう信じました。

 

でも現実はNTSB(国家運輸安全委員会)からは、別の空港へ戻ることは可能だったと指摘されます。

コンピュータシミュレーションを元に、あの時ハドソン川への着水ではなく 別の空港に戻ることは可能だった

左エンジンは微速ながらも動いていた

そう証明されてしまいます。

 

どんな人でも、きっと諦めてしまうでしょう。

ここまで証明されてしまえば、やはり自分の行動が間違っていたと思ってしまうでしょう。

 

機長はそれでも考え続けました。

NTSB(国家運輸安全委員会)が提示した証明と、自分が実際に体験した出来事に違和感を覚えたからです。

 

「自分の記憶と違う」

ただそれだけを機長は信じ続けました。

 

信じ続けたのです。

コンピュータが出した答えと自分が経験した出来事との違和感。

 

そして機長は気づきました。

一番大切な要素である「人的要因」が含まれていないことに。

 

本当に感動しました。

きっと私が同じ立場なら、自分を信じ続けることは無理だったと思います。

 

周りからの言葉で、きっと自分を疑ってしまうと思います。

 

確かに機長には今まで飛行機を操縦した「経験」があります。

それでも、あそこまで強く信じ続けることはできないのではないかと思います。

 

あの時機長がもし諦めていたら、ハドソン川の奇跡は生まれなかったでしょう。

判断を誤り多くの乗客の命を危険に晒したとして逮捕されていたでしょう。

 

こんな素晴らしい出来事と私の日常を比較するのは本当に失礼な話かもしれないけれど、信じ続けた結果と信じることを諦めた結果でここまで人生が変わるなら、私はどんな時でも自分の行動に自信を持ち信じ続けたいと思った。

 

信じるためには信じるための理由が必要だと思う。

信じ続けられるようになるためにも、自分に自信を持ち続けたいと本気で思った。

 

信じれば本当に道は拓けるんだと思う。

自分が信じた結果が手に入るまで信じ続けた人だけが見ることができる世界がそこにはある。

 

最後の最後で泣きました。

座席の数字

ただの数字

でもそこには顔があり家族がある

 

自分を信じ続けたいです

私は。