ありのままの自分でいることはとても難しい、でもありのままでいることはとても大切だ
ありのままでいることはとても難しい。
一時期アナと雪の女王のLet it goがとても流行ったのはみなさんも覚えているんじゃないでしょうか。
ありのままでいいと言うのはとても簡単だけれど、実際ありのままでいることほど難しいことはない。
どんな人でも何かしらの柵がついて回るのだから、完全にありのままで入れる人はごく僅かだと思う。
少なくとも、普段私達の回りにいるような人たちは１００％ありのままでいる人なんて一人もいないんじゃないかと思う。
必ずひとつは隠している部分がある。
ありのままでいる
本当に難しいことなのだ。
他人の前でこそありのままでいたい
ありのままを推奨しているくせに、歌っているシーンが
引きこもりを始める準備段階ってどうなの
決して批判をしているわけではなく、このようにたった一人でいるときにありのままでいるということは誰にだってできる。
誰にも見せずに本当の自分でいることなんてとても簡単だ。
でも、私達がありのままでいたいのは一人でいるときじゃない。
他人といるときにありのままでいるようになりたいのだ。
でもできない。
悩む気持ちはいたいほどにわかる。
ありのままでいることは本当に難しいけれど、自分を繕って生き続けることはもっと大変だと私は思う。
長い目で見たとき、自分を作り続けるのはいつか限界が来ると思った。
他人が望む自分になろうと努力してしまっていた
ありのままでいられない最大の理由は他人の目だと思う。
他人にどう見られるかで人は自分を作るようになる。
他人に求められている自分を作ってしまうのだ。
でも、これってものすごく疲れる。
他人にどう思われるかを常に気にして生きることはほんとうに大変だ。
だから、もし出来るのなら他人の目を気にしないように生きていくべきだと思う。
簡単に言うようだけれど、これに尽きる。
他人の評価を気にしないようにすることがいちばん大切なんだと思う。
他人を気にする必要がなくなったとき
初めて私たちはありのままの自分でいられるようになる。
そのためにはまず常識を変えていかなければいけない
"ありのまま"の定義
常識を変える話をする前に、まずありのままの定義が定まっていないと話にならない。
ハッキリ言って、ありのままっていうのは本当に難しい。
「ありのままでいい」なんて言葉、簡単に使うべきじゃないと思っている。
多分、言っている人も大してありのままじゃないと思うから。
ありのままというのは
常に自分が主体の状態を指していると私は捉えている。
他人が主体の状態はありのままじゃない。
例えばあなたが今ものすごくパスタを食べたかったとする。
でも一緒にいる人は蕎麦が食べたいと言い出す。
あなたは別に蕎麦も嫌いじゃないから蕎麦でいいよと伝える。
これが他人主体。
あなたは"別に嫌いじゃないから"蕎麦を食べた。
"本当はパスタがものすごく食べたい"けど"別に嫌いじゃないから"蕎麦を食べた。
もしかしたら食べ物の話でピンとこないかもしれないけど、これが他人主体の基本だ。
日常でよくあることだと思う。
しかも、別にパスタ食べようが蕎麦食べようが自分にはほとんどデメリットがないからみんな気にしない。
私だってそんなレベルの話だったら別に気にしない。
でも、これならどうだろう。
あなたはどうしてもやりたいことがある。
これはずっとずっと夢見ていたことだ。
今このチャンスを逃せば絶対にもうチャンスは来ないかもしれない。
千載一遇のチャンスが目の前に来ている。
でも、親や恋人さらには友人までもがやめろと言ってきた。
別にこんな三連コンボじゃなくても、例えば恋人が止めろと言ったとする。
あなたはどうする？
恋人のことは本当に大切だ。
いつもそばで支えてくれた恋人を捨てる勇気が持てない。
恋人は「もしそれに挑戦するなら別れる」と言っている。
あなたは悩んで悩んだ結果恋人を取った。
まず、自分の気持ちを置いておいて恋人ありきで挑戦するかしないかを考えている時点でありのままじゃない。
ありのままでいるということは
あなたがやりたいことかやりたくないことかこの二択を常に選ぶ必要がある。
そこに他人は入らない。
何度も言うようだけど
ありのままは本当に難しい。
普段はありのままじゃなく、波風立てずに過ごすべきなのかもしれないけど
本当に大切で逃してはいけないものがあったとしたら、その時は絶対にありのままの自分でいるべきなんだ。
恋愛で「ありのまま」は顕著に現れる。
特に自分に自信がない人は相手に嫌われないようにしなければという気持ちが全面的に出てしまう。
ありのままでいるためには常識だけでなく自信もものすごく大切になってくる。
ありのままでいるために、常識を変えていく
ありのままでいるために、なぜ常識を変えなければいけないのか
これにはちゃんとした理由がある。
私達は他人とともに普段生活している人が大半だ。
例えば学校や会社が代表的だ。
殆どの時間を他人とともに生活している。
半日以上を他人と生活しているんだ。
そのために、多くの人にはそれぞれに常識や価値観が身につくようになった。
他人と共存するために、他人と争わないようにするために必要な常識や価値観だ。
常識や価値観を持つことによって私たちは害のない人間ですよ、付き合いやすい人間ですよと無意識に他人にアピールしている。
他人と時間を共有するにあたって価値観や常識はものすごく大切になってくる。
でも逆に、この価値観や常識が私達の足かせになってしまうのだ。
この価値観や常識は、どうすれば他人と問題を起こさずにスムーズに過ごすことが出来るかという考えから生み出されている。
だから、私たちは幼い頃からの経験が積み重なって価値観や常識が作られてきた。
◯◯をすれば、相手は怒るにちがいない
◯◯をすれば、嫌われるに違いない
◯◯に関して、私はいつも失敗してしまう
このような常識や価値観は必ず全員が持っているはずだ。
このような考えが元で、みんな自分を作ってしまう。
もしかしたら相手は受け入れてくれるかもしれないのに、私たちは今までの経験や価値観によって「受け入れられることは絶対にない」と思い込んでしまう。
だから常識を変えていかなければいけない。
あなたが自分自身で作った常識を変える必要が出てくる。
常識を変えるには自分に言い聞かせることが一番効果的だと私は思っている。
ankoromochiccce.hatenablog.com
やっぱり一度頭の中をクリアにすることが大切なんだと思う。
いろんな柵を忘れるべき。
自分の行動は間違っていないと気付くべき。
自分は簡単に他人に拒絶される人間じゃないと気付くべき。
難しいかもしれないけど、いつか本当のありのままでいられるようになったら
人生きっと最高に幸せなんだと思う。
